「銀座の男」市は、他のバーゲンとは絶対的な違いがあるという。13日間という限定された期間のためだけに、イタリア買い付け生地に加え、国内生地メーカーと共同開発して、オリジナル生地を使ったトレンドを反映したスーツをバリュープライスで作り込み提供している。そのシンボルである《松屋オリジナルスーツ 2着で¥29,800》の秘密を、松屋銀座紳士服バイヤー 宮崎俊一が語ります。
高いクオリティを保つため、15ヶ月前のヨーロッパ生地展で大量確保。
「銀座の男」市の準備は、会期の15ヶ月前にヨーロッパ各地で開かれる生地展からスタートしています。店頭に行けば必ず2着29,800円の中にいいものがあるとお客様に言ってもらえるように、高いクオリティのスーツだけを用意するように心がけています。そのために、世界的に最も早く、最新の生地の中から選りすぐりのものを大量確保できるヨーロッパの生地展は重要な調達ルートです。
◆注文服地にグレードアップした、2着¥49,800(税込)もご用意しています。生地はオーダーの代名詞であるドーメルや、バルベラ、グアベロなど注文服の生地しか使いません。さらにほとんど手縫いですし、裏地や芯地まで、1着10万円クラスのスーツと同等品を使っています。
6ヶ月前、直接イタリアで生地を買い付ける。
私が直接生地卸に交渉をして生地を仕入れるルートもあります。その場合、コスト増にならないように、商社を介したり専門の通訳者を雇ったりはしません。実は、イタリアには今季モノの生地が安くストックされる“場所”があり、そこでは欧米のラグジュアリーブランドが手がけるスーツと同じ生地を手に入れることができます。通常は現地の高級テーラーがお客様の注文に合わせた生地を探す所ですが、そこで500〜1000着分をまとめ買いします。長い間、継続的に仕入れているので、強い信頼関係が築け、日本の商社でも直接取引をしていない貴重な独自調達ルートです。
国内の一流メーカーとオリジナル生地を開発
ルート1、2の仕入れと並行して高級ブランドのスーツの生地を手がける国内(備州)生地メーカーとオリジナル生地を開発しています。イチオシのシルク混のスーツは、糸から作り込んだヨーロッパの一流生地メーカーを凌ぐ品質です。
15ヶ月前の生地展と6ヶ月前に行う独自ルートからの生地調達を組み合わせることで、松屋で売れるもの、どういうものを提案するのがベストなのかを国内と海外でリサーチをし、トレンドを見ながら絞り込んだムダのない仕入れを行っています。
この3つの調達ルートを組み合わせることで、毎回、松屋オリジナルスーツは90%以上売り切ることができます。催事としての利益を十分上げられるからこそ、お客様にご満足頂ける高品質のスーツを、安く提供し続けることが出来るのです。
松屋オリジナルスーツは、次の催事に商品を繰り越さずにほぼ売り切っています。また、その中には1着分しか取れない生地を利用した「1点モノ」もあり、デザイン、カラーといった種類も豊富です。そうした13日間の【宝探し】を、ぜひ実際に目でお確かめください。
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